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髄膜炎

大人も髄膜炎にかかるのでしょうか?

友人から「風邪かと思い病院に行ったら髄膜炎と診断された」という話を聞きました。子どもの病気というイメージがありますが、大人もかかるのでしょうか。どのような病気か教えてください。(30代・男性)

原因とされるもの
脳皮質と脊髄を覆う髄膜に感染をきたしたものが髄膜炎です。危険な細菌性(肺炎球菌、髄膜炎菌、リステリア、インフルエンザ菌、梅毒など)、ウイルス性(エンテロウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルス、単純ヘルペスウイルス、HIVなど)、結核性、真菌性(クリプトコッカス、カンジダ、アスペルギルスなど)など感染によるものが髄膜炎の原因で有名です。
一方で自己免疫疾患や悪性腫瘍、薬剤性など感染によらない原因で髄膜炎をきたすこともあります。これらによる直接原因のほかに、副鼻腔炎や中耳炎、肺炎や抜歯後などに二次的に髄膜炎をきたすこともあります。髄膜炎は大人も罹患します。基本的に人には感染しません。


様々な症状と対処法
症状は、発熱や頭痛、吐き気や嘔吐が有名です。まぶしさを過剰に感じて眼を開けられないような不快感や痛みを自覚する羞明や、けいれん、意識障害もあります。のどの痛みや風邪の症状が目立つ場合もあります。なお、高齢者や糖尿病など基礎疾患を有する方の場合、発熱などの自覚症状が軽度なことがあり注意が必要です。
対処法としては、例えばインフルエンザウイルスに対するインフルエンザワクチンや65歳以上の方、基礎疾患を有する方の場合には、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種があります。
また、結核や非感染性疾患をお持ちの方の場合は、その基礎疾患のコントロールが重要です。歯科治療などの前に予防的に抗菌薬を内服することがあります。


いずれも入院管理が必要
細菌性の治療には抗菌薬、ウイルス性に対しては抗ウイルス薬、真菌性に対しては抗真菌薬、結核性には抗結核薬を使います。特に細菌性髄膜炎の場合には経過が早く重篤ですので、治療開始前に原因がはっきりしない場合、これらの薬剤を併用することもあります。
また、非感染性の場合には基礎疾患の治療や原因除去をします。けいれんが生じた場合には抗けいれん薬を併用します。いずれの場合も髄膜炎は危険な疾患ですので入院管理が必要です。


佐久総合病院 神経内科 阿部 隆太先生

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