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脳ドック

脳ドックはどんなことをするのですか

健康診断で脳ドックを勧められましたが、受けた方が良いのでしょうか。(40代・男性)

人間ドックは、病気の早期発見・早期治療に役立てる目的から始められた検査体制ですが、残念ながら全ての病気に対して万能というわけではありません。なかでも日本人の死亡原因の第4位となっている脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)については、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満あるいは脳卒中の家族歴などの危険因子を把握できても、脳病変までは知ることはできません。


日本独自の検診システム「脳ドック」とは
脳卒中は、生命を一瞬で奪ったり、言語障害や麻痺などの重い後遺症をもたらすことも少なくありません。各界の著名人が脳梗塞で倒れたり、クモ膜下出血で亡くなられたニュースは記憶に新しいところです。これらの病気は「発症してから」の治療では遅く、「発症する前の予防」が重要です。そこで、脳の病気を未然に発見するために約30年前に生まれたのが日本独自の検診システムである「脳ドック」です。
脳ドックで行う検査の主役となるのは、頭部MRIやMRAなどの画像検査で、それに加えて、血液検査、尿検査、心電図、頚部超音波、認知機能検査などが行なわれます。検査に伴う苦痛はほとんどありませんので安心して受けていただくことができますが、頭部MRI検査は閉所で行いますので不安に思う人は事前に申し出てください。


早期発見の唯一の手段
脳ドックの検査で発見の対象となる病気は、自覚症状のない脳梗塞(無症候性脳梗塞)をはじめ、未破裂脳動脈瘤、脳主幹動脈/頸部内頸動脈狭窄・閉塞症、もやもや病、脳動脈奇形などの脳血管障害、脳腫瘍、認知症など多岐にわたります。その中でも脳ドックが特に威力を発揮するのは、未破裂脳動脈瘤の早期発見です。破裂するとクモ膜下出血を起こすリスクが高い脳動脈瘤ですが、破裂しなければ、ほとんどの人は無症状です。したがって、脳動脈瘤破裂を未然に防ぐには脳ドックが発見のほぼ唯一の手段といえます。高血圧、糖尿病、肥満、あるいは家族に脳卒中になった人が居るなどの危険因子がある人は、自分の脳の状態を知る貴重な機会になりますので一度は受診をお勧めします。(2017.01)


小諸厚生総合病院 地域診療科医長 鵜木 隆先生

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