JA佐久浅間

耳より情報

いきいき健康相談 【血液関係】

ドロドロ血液

ドロドロ血液にならないためには、何に気を付ければ良いのですか?
テレビでドロドロ血液の番組を見ました。きれいなサラサラ血液を保ち、健康に過ごすにはどんなことに気をつければよいでしょうか。

ドロドロ血液とは
実は、ドロドロ血液の定義ははっきりと決まっていません。ドロドロ血液を高脂血症と表現することもあれば、糖尿病、高脂血症、喫煙、アルコール、ストレスが原因となり、流れが悪くなった血液のことをドロドロ血液と表現する場合もあります。特別な機械を用いて毛細血管と同じサイズの隙間に血液を流して、通過し終わるまでの秒数でドロドロ血液と評価するという考え方もあります。


ドロドロ血液は本当に悪いのか
ドロドロ血液が悪いことなのか否かも意見が分かれています。健康には影響しないという説もあれば、脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなるという説もあります。ドロドロ血液=有害という説では、もともと生活習慣病の人の血液がドロドロになることを危険視することが多いようです。悪いことなのかどうか分かっていないものに対する予防を強くすすめることはできませんが、あえていうならこのような現状では、未知のものであるドロドロ血液の予防に取り組むよりも、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の予防に挑む方に勝算があるように思います。


バランスよく規則正しい食生活を
生活習慣病の予防には喫煙、飲酒を控え、バランスよい食事と適度な運動がすすめられます。人が健康的に生きていくには炭水化物、蛋白質(肉と魚は1対1の割合)、脂質、ミネラル、ビタミンをバランスよく摂取することがどの年代においても大切です。今回質問を寄せてくださった方は40代ということですが、この年代は現代日本の食生活では、脂質、蛋白質、炭水化物が過剰に、ミネラル、ビタミンは不足しがちになるのが一般的です。ですから過剰になりやすい肉類、脂質、炭水化物、塩分は控えて、不足しがちな野菜、海草、きのこ、豆類、魚を意識的に摂取することがすすめられています。ちなみに、65歳以上では中高年とは逆に動物性蛋白質、脂質が不足しがちになりやすいので、それらを意識的に摂取することが望ましいという意見もあります。 食事内容を意識的に調節しようとすることは思っている以上に大変なことです。はじめから過度に頑張り過ぎてしまうと数週間で放棄してしまう方が多いので、食事を楽しむ余裕をもって臨むことが食事管理を長続きさせるためのコツともいえます。


佐久総合病院 総合診療科 刑部 彰一先生、川尻 宏昭医長