JA佐久浅間

耳より情報

いきいき健康相談 【血液関係】

高血圧

高血圧は遺伝すると聞きますが、何か予防法はありますか?
父は長く高血圧がありましたが、数年前に脳卒中を起こし、現在は、寝たきりの状態です。私の血圧は今は正常ですが、高血圧は遺伝すると聞いていますので、将来高血圧になる可能性はあるでしょうか。高血圧の予防には、どんなことに注意したらよいでしょうか。

高血圧の原因
高血圧(正確には本態性高血圧)の原因ははっきりはわかってはいません。ただ遺伝的な関係は多少分かっていて、大まかにいえば50%強が遺伝、50%弱が環境要因(食生活など)で決まると言われています。
両親とも高血圧の場合は子供の約半数が高血圧、どちらか一方が高血圧の場合は約3分の1、両親とも正常の場合は、20%足らずに高血圧があったという研究があります。
しかし、これはあくまで多くの人についての平均にですから、人によっては遺伝要因が環境要因よりもはるかに大きく関与していることもあれば、その逆のこともあります。前者について言えば、模範的な生活をしても血圧は上がるでしょうし、後者は生活習慣に注意することによって血圧上昇を防ぎやすいといえます。
高血圧の予防のためには、遺伝関係は変えられませんので、人により関与の度合いは違うにしても、生活環境に注意していくということが基本です。


塩分を摂りすぎないこと
その第一は塩分を摂りすぎないことです。長野県の塩分摂取量は全国平均より高く、一人一日平均13gを越えていますが、これを当面10g、できれば欧米並みに5~7gにするすることが必要です。
食塩を多くとると、体内にナトリウムと水がたまって体液量が増えるので、それを腎臓から排泄するために血圧があがると考えられています。
腎臓からのナトリウム排泄を増加させるには、カリウムを多くとることです。果物、野菜などを生で食べるのがよいとされています。東北地方でリンゴを多く食べる人には高血圧が少ないという研究があります。


肥満にならないこと
第二は肥満にならないことです。やせた方で高血圧の方もいますが、一般には肥満者に高血圧が多く、体重を減らすことは、塩分を制限するよりも降圧効果が大きいとされています。
大体5~10kg落とすと、最大血圧は10~20、最小血圧は5~10程度下がると考えられています。
第三は、習慣的運動をすることです。無理のない軽い程度の運動がよく、速歩きが最も推奨されます。これを週3回以上、1回30分できれば、1時間程度行うと、長期的には血圧を下げますし、血圧上昇も防げます。